令和5年11月25日(土)に福祉会館及びオンラインにて、防災講座「ご近所力で防災」を開催し、30名以上の方にご参加をいただきました。
講師には、令和元年東日本台風(台風19号)で大きな被害があった八王子市社会福祉協議会の職員と氾濫のあった浅川地区の町会連合会の会長(当時)をお招きして、被災時の災害ボランティアセンターの活動や町会連合会の対応、それを踏まえた現在の日常の取組みのお話を伺いました。
八王子市社会福祉協議会職員のお話では、災害時に社会福祉協議会(以下、「社協」)が災害ボランティアセンターを立ち上げて、市内外から活動に来られるボランティアのコーディネートを行うことなどが知られておらず、被災者のお困りごとが把握しにくいなどの課題についてお話がありました。そのようなことを踏まえ、被災者と災害ボランティアセンターをつなぐボランティアリーダーの養成や災害ボランティアセンター運営訓練に取り組んでいるそうです。
町会連合会の会長のお話では、日ごろから訓練を行っていたことにより人的被害がなかったこと、避難者は普段から付き合いのある町会長などが避難所にいると安心することなどのお話がありました。また、被災者の状況を把握して、それを災害ボランティアセンターに伝えることによりボランティアによる復旧作業ができたとのことでした。